町の便利屋さんファミリー日野店

便利屋さん開業半年 反省点と改善策 フランチャイズ開業ってぶっちゃけどう?

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便利屋さん開業半年 反省点と改善策 フランチャイズ開業ってぶっちゃけどう?

便利屋さん開業半年 反省点と改善策 フランチャイズ開業ってぶっちゃけどう?/ 町の便利屋さんファミリー日野店

2022/06/30

どーも店長です✨
さて、本日でオープンしてから半年が経ちました。
それはそれはとってもあっという間だったように思います。

本当にわからないことだらけで、ひたすらYouTubeとGoogle先生を頼りに生き延びられたかなという感じです。

今回は開業後、半年経過して、反省点や改善点を自分のために書き残していこうと思います。また、特別な技術がない状態での独立ができるシステム『フランチャイズ』についても、半年経った今思うことを書いておこうと思います。

便利屋さん開業半年、よかった点

便利屋さんを開業して半年が経過してよかったと思う点は、実はたくさんあります。
箇条書きにしていこうと思います。

1、会社に頼らずに生きていけそう
2、毎日違う仕事ができて飽きない
3、現場によるけどドラマチックな時がある
4、他業種の世界が見られる
5、思ってたよりは反応がある
6、生き抜く力がとても付く
7、時間を無駄にしなくなった
8、よく勉強するようになった

中でも1番は、『毎日違う仕事ができて飽きない』ことです。

正直、私の社会人最初の7年間は公務員でした。多少違うことはあれど、めちゃくちゃ飽きます。高卒のわりに給与はそこそこ良かったと思いますが、この先あと30年・・と感じた瞬間に退職届を提出しました。

それからの10年間は、個人事業も会社員も会社役員もアルバイトも社団法人の代表も、色んな立場を経験しながら、飽きないように働けていたと思います。でも、そのレベルとは違う次元で毎日違うことが起きます。これは私の働き方にとって、最適だと感じています。うん、すごくいい。

そして、『よく勉強するようになった』ことも挙げられます。

便利屋さんって、ぶっちゃけ『できる範囲』の仕事だけ引き受けてたら、広告費さえ出し続けられれば、ギリギリ生活は維持できるくらいの仕事量は続けていれば来ると思います。
しかしながら、見積もりの電話が鳴ったところで成約できなければ仕事は来ません。相手のニーズはどんなことなのか、相手にとって興味があること、信用してもらえるためにはどんなことが必要なのか、『接客』の技術が必要不可欠に思えます。

接客する上で、多分野の知識があれば、同じお客さんから色んな仕事をいただく機会も増えるからです。

当たり前なのかもしれませんが、『便利屋さん』に関する知識以外にも、政治や経済、投資やネット、NFT、スポーツ、食事に栄養学など、浅い知識かもしれませんが、今までよりもさらに幅広く情報を入れるようになったと思います。

便利屋さん開業半年・見直すべき点

1、ポスティングは外注する

本部のノウハウの中に『毎月3万枚のポスティング』という項目があります。
当たり前ですが、最初は売上も全くの0からスタートします。なので時間だけは有り余るほどあります。初月は手配りだけで42,000枚ほどのチラシをポスティングしました。

しかしながら、2月以降は2万枚は超える程度に頑張って配ることができますが、正直3万枚を配り続けるのは、時間とのバランスで難しくなってきます。それでも『自分で配る』ことが推奨されます。なかなか体力的にしんどいことと、自宅に戻った後の効率が著しく悪い(疲れてクリエイティブな仕事が何もできなくなる)ため、自分の時給計算した際に、数字が合わなくなってきます。

本部の言う通り愚直に『30,000枚手配りする』を実行しようとしますが、モチベーションやその他の観点から、4月には一部外注し始めました。6月いっぱいくらいまで約1万枚を自分で、残りを外注で配布していましたが、あまりの暑さのため、7月〜9月は完全に外注に切り替えようと思います。

※ポスティングの外注コストは?

戸建てだけに配布するのか、アパートなども含めてとにかく全世帯に配布していくのかにもよりますが、今はまだスタートアップの時期なので、全世帯配布を依頼しています。エリアによって値段が違う料金表がありますが、私がお願いしている業者さんは1枚3.8円で配布してくれます。

やったことがある人だったらわかると思いますが、1日1000枚配布って、それなりに時間もかかるし体力も削られるんですよ。1000枚配ってもらった場合でも3,800円
もちろん他のチラシと一緒に配布されるので、単体で配布するのと比べると反応率はかなり落ちます。しかしながら、自分で配布した時の時給の安さが衝撃的で笑、もう自分で配布するのはやめてしまおうかと心が折れます。

ただし、業者さんが配るよりも単体で配ることになるので、反応率でいうと大きな差が生まれるのも事実です。オープン以来、自分で配布した時の反応率は0.1%くらいでした。(1000件配布したら1件問い合わせが来るレベル)初めて外注に出した時は12000枚配布して問い合わせ1件でした。その後も19000枚配布して問い合わせ3件、反応が悪いと心が折れてしまい、『自分でやる』と言いたくなるところですが、そこをしばらくは我慢して、長期的に回収できることを信じたいと思います。

2、不要な設備投資をしない

オープン時に本部から『これは需要あるから』と言われて購入し、半年間1度も使用していない機材がいくつかあります笑。もちろん私の営業努力不足だと思うので、本部に対して思うことは特にありません。しかしながら『本当に必要なもの』以外の設備投資が多かったかなと反省。

キャッシュフローの面でも回収までの時間が読めない設備に関しては、代替品でなんとかする努力がもっとできたかなと反省し、次回以降はその点を踏まえての設備投資を図っていこうと思います。

3、見積もりが安すぎた

お客さんが望んでいる以上の安さで見積もりをしていたことが多々あったかなと思います。
『価格重視』のお客さんと、『サービス重視』のお客さんをなるべく早く察知し、サービス重視のお客さんに価格での成約をオファーしないようにすべきだったかなと思います。

また、最低時給を元に見積もりを出すことも多く、往復するための時間や交通費が含まれていないケースが多かったかなと思います。既存顧客のリピーターを除き、最低金額を6月になって初めて値上げいたしました。

4、リアルでの繋がりを積極的に作らなかった

当初、本部から出される30,000枚のノルマをこなすことに必死でポスティングをしていた件もあり、オープン直後にリアル店舗への営業をすることなく半年が経過してしまいました。

『営業』という観点でリアル店舗を訪れていくことは今後もしないかもしれませんが、地元に『知り合いが多い』ことは、地域商売では非常に重要な点だと反省。今後は地域のつながりをもう少し作ることに時間を割り振るようにする。

便利屋さん開業半年、次の6ヶ月でやる施策

業務の幅を広げるための資格取得と許可申請

1、電気工事士2種

この半年の間に『電気工事士2種』の資格を持っていれば対応できそうだなと感じる案件が約5件ほどありました。知識があることは必ずプラスになるので、勉強して資格取得をしようと思います。

2、古物商許可申請(申請中)

こちらも持っていると業務の幅が広がりそうとのことから申請しました。
あと4週〜6週間ほどで許可がおりるそうです。

3、産業廃棄物収集運搬許可(7月中に試験)

一般廃棄物(家庭ゴミ)の収集運搬許可に関しては新規では取れないことから、産業廃棄物の収集運搬許可(事業系ゴミ)を受けるための試験を7月中に受け、ゴミ処理に関する知識と対応の幅を広げられるようにしていきます。

4、Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)の取得

これは完全に個人の趣味領域にもなってきますが、WEBサイトの分析、改善について、これまで『なんとなく』で行っていたので、体系だって学ぶことができるGAIQを勉強し始めました。直接仕事に関係しないかもしれませんが、学びたいことを学ぶと言うことで、好きなことに時間を使いたいと思います。

プチ副業について

便利屋さんの事業の隙間時間で計画している副業(半分すでにやっている)もご紹介したいと思います。

1、ジモティせどり

『地元の掲示板ジモティ』のCMで有名なジモティには、さまざまな商品が格安で掲載されています。必要な人と、不要になった人を結びつけるネット上の掲示板です。

こちらに掲示されている商品の中で、『欲しいけど運べない』というニーズがあることに気がつき、ジモティで引き取りジモティで売るというプチ事業が成り立ちます。ということで、本格化する前に古物商許可申請を行いました。

仕入れがほぼ0円なので、利益は確実にでます。お小遣い稼ぎしたい方はやってみてくださいね。

2、機材のレンタルサービス

こちらは事業化までに少し時間がかかりそうですが、我々が仕事で使うような道具で、一般の方でも使いこなせる道具についてのレンタルをしようと考えています。
特に『送料』が高くついてしまう大型の機材は、ネットでのレンタルが盛んではありません。地元でついでに届けられる距離感であれば、送料のハードルが下がるため成り立ちそうです。

ホームセンターでは格安で貸し出しを行っていますが、ホームセンターにいけない多くの市民に宅配での機材レンタルの需要があるのではと、ただいまリサーチを進めています。

地域とのつながりを創出

数年前まで、お隣多摩市での活動が多かったのですが、日野市に引越してから開業となったため、地元に知り合いがほぼいない中での事業スタートとなりました。

便利屋さんは仕事の幅が広すぎるが故に、専門的な知識が必要な時に業務を連携できるチームを作っていかなければなりません。一部、リフォーム関係などで連携できる企業は見つかりましたが、さまざまな面で今後専門家との連携が不可欠になっていくことが予想されます。

地域に根ざした活動に参加することで、少しずつでも連携の幅を広げていければと思い、明日7月1日から日野市消防団に入団することになりました。

すでに、団員さんの中には知り合いもできており、どのくらいの時間を費やせるかは分かりませんが、地元に馴染んでいくきっかけになればと思います。

7年間の消防士経験もありますので、大体の業務が想像できるのも気軽に入ることができる強みなのかもしれません。

週に1日は休む

個人事業主、または会社立ち上げ時のあるあるだと思いますが、『休めない』時ってありますよね。
仕事が立て込んでいれば休まず働くことも全く苦じゃないし、よほどハードワークじゃない限り、あまり休みたいと思うタイプでもありませんが、7月からは週に1度は休もうと思います。

この半年間は、なるべく休まないで働くようにしていました。それなりに頑張ってこれたと思います。立ち上げ時は頑張ることが重要。

ここからはある程度のクリエイティビティや頭の中の余白を大切にするため、週に1日は思い切って休むと決めたいと思います。

私も以前は『仕事している気になってる』状態ということがよくありました。忙しいから遊びなんて誘わないでくださいと言ったこともあります。確かに忙しかったし、売上も作れていたのですが、楽しくはありませんでした。

私は特別考えていませんが、『自由を得るため』に開業する人は多いと思います。逆に自由を失っては仕方がないので、敢えて『休む』ことを第一優先にして取り組んでいきたいと思います。

フランチャイズ開業について

今はいろんな情報がネットで簡単に手に入ります。
フランチャイズ開業の3年後の生存率は70%とか、フランチャイズの90%は潰れるとか、色々書いてあります。

事業が軌道に乗るまでのスピードは色々あるかと思いますので、一概にいうことはできませんが、個人的にはフランチャイズ開業は悪くなかったかなと思います。

私が便利屋さんを始めた理由

2022.05.26

フランチャイザー(元締め、運営側)が、開業後に何かしてくれたことは、ぶっちゃけありません。売上のレポートを送ってくれと言われて、困った時のアドバイスに使用するとのことですが、アドバイスは『チラシをもっと配りましょう』としか言われないそうです笑。

しかしながら、私が加盟しているフランチャイザー『町の便利屋さんファミリー』チェーンで感じるメリットは、やはり『チラシ』の反応の高さだと思います。流石に業界35年だけあって、何もないところからデザインするチラシではそこまでの反応が得られるとは思えません。

研修制度に引かれて選んだつもりでしたが、やっていくうちにプロクオリティを求められることも多く、困ったらYouTubeにある専門家のたくさんの情報に触れた方が、圧倒的に技術は上がります。ですが、『1度でも手を動かしてやる』という機会という意味で、研修はすごくよかったと感じています。

研修だけ受けてフランチャイズには加盟しないという選択肢もありましたが、大きなトラブル時に入れる『便利屋保険』などは、加盟していないと入れなかったり、現場でのトラブル時に電話をかける相手がいるという安心感は、自分1人で不安を抱えるよりもスタートアップのスピードを加速させてくれたと思います。売上伝票や名刺なども値段はしますが、スピードを買うという意味ではすごく私はポジティブに捉えています。

開業は特別なことではありませんが、フランチャイザーに頼ることを目的に加盟するのであれば、本部がその期待に応えることはありません。どちらかというと、心のよりどころくらいに思って、全て自分で開拓するつもりであれば、未経験でも十分なんとかなるのではないかなと感じています。

フランチャイズ開業半年、赤字?黒字?

ぶっちゃけた話をするのであれば、生活費を入れれば赤字になると思います。
というのは、やはり広告費、機材の初期投資、本部へのロイヤリティ、研修費、フリーダイヤル(けっこう高いです、ビビります)、ポスティング代行費、など多くの経費がかかります。

まだ軌道に乗せられたと思えるほどの売り上げにも全くなっていません。
しかしながら、長期で考えた時にはきっといい仕事になっていくのではないかな、という見込みはあります。また、『なんでも屋』というフィルターが、予想外の仕事を生み出してくれるため、前職の経験からの仕事も業界をまたいでやってきたりします。

今は赤字事業だけど、悲観的な未来はない。
それが今の肌感覚です。

会社を辞めようと思ってから、フランチャイザーをリサーチして申し込むまで2週間、会社をやめてから研修に行って開業するまでが1ヶ月という準備期間だったわりには、思いのほか悪くないのではないかなと感じています。なかなかバックボーンにない事業に取り組むのはハードルが高いかもしれませんが、今後の日本で安定雇用というのはあり得ないと思いますので、何か行動を起こさなければと感じている人は、なんとかなるのでやってみるのもいいと思います。

まとめ

開業してから半年の反省点や、今後のイメージについて書き出してみました。全部実行できるかは分かりませんし、全部できないくらい仕事がたくさん入ってきてくれた方が嬉しいです。が、半期に1度くらいは立ち止まって振り返り、次の半期で何をしようかなとイメージすることは大切な作業ではないかなと思いました。

雇われているときは、自分がやりたかったことももちろんやっていましたが、あまり目標設定のようなものはなかったと思います。会社に与えられた会社の目標やビジョンに向けてどのように売り上げを作るかしかやっていなかったので、『売り上げ』以外の面で、『どのような状態であるか』を重視して進んでいければと思います。

気がついたら10,000字以上書いてましたね笑、ではまた!

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