どーも店長です✨
今回はコウモリの駆除についてです。
4月と5月に3件ほどお問い合わせいただいたのですが、出張してたりイベント対応していたりと、今年はまだ実施できるタイミングがなかったコウモリの駆除。今回は現地で画像が撮影できなかったので、お知らせできる範囲で書いていこうと思います。
コウモリ駆除の連絡をいただいた経緯
今回ご連絡をいただいたお客さまのご家庭では、数年前にもコウモリの被害に遭われていました。その時も駆除の業者さんに来ていただいたそうです。
その時にも対応をしていただいたそうですが、数年経って、ご近所さんからコウモリが住みついているのではないかとの苦情があったそうです。
また天井の方からもたまに音がする気がするとのことでした。
実際に駆けつけてみると、雨戸の戸袋にコウモリのふんがどっさり💩
『これはいますね🦇』ということで、まずはコウモリを追い出し、2度と入ってこないように対応しましょうということで、話を進めることとなりました。
※コウモリを『追い出す』
コウモリは鳥獣保護法により許可なく殺傷したり、捕獲することができないためとなります。

コウモリを放置しておくとどうなる?
コウモリが家に住みついてしまった場合、気持ちが悪いくらいで短期的にはやり過ごすことができるかもしれません。
しかしながら、放置しておくとコウモリは増えていき、やり過ごすことができないくらいの被害が発生してしまいます。ここでは代表的な被害として3つ挙げていきたいと思います。
1、コウモリのふん尿による異臭と建物の劣化
コウモリ自体も気持ちが悪いと思われる方が多いと思いますが、さらにふん尿をされてしまうと、今度は異臭がしてきたり、衛生的に非常に悪い環境になってしまいます。
今回のご自宅は、雨戸が木製のものでした。雨戸の内側の補強剤の部分にぶら下がっていたのでしょうか、大量のふんがついていたと共に、雨戸自体もふん尿によるものと思われるシミや、腐食がみられました。天井裏などに住みついてしまった時は大変なことになってしまうことが容易に想像できることでしょう。
2、コウモリに寄生しているダニやノミなどの発生
特にご自宅の中で動物を飼っている方や、小さなお子さまなどがいる家庭ではすぐに駆除することをお勧めします。また、ふんに含まれる菌による感染症や、アレルギーの発症なども懸念されます。
3、コウモリの鳴き声や羽による異音・騒音
コウモリが住み着く時、1匹ではないため音による被害も発生します。不気味ですよね。
これらの被害を出さないためにも、気がついたらすぐに対策することをお勧めいたします。
コウモリのふんってどんなもの?

興味がある方は1番最後の方に収集したものを掲載していますので見てみてください。
コウモリのふんは1cm未満の細長い形状をしています。比較的乾燥しやすいようでパサパサしています。
コウモリのふんに限った話しではありませんが、ふんには菌があります。さまざまな感染症の媒介をしてしまう事例が海外ではありますので、素手で触ることのないよう注意してください。万が一触ってしまったら必ず手洗い、消毒してくださいね。
今回の対策・対応
今回の対策としては、以下の流れで行いました。
1、コウモリがいる場所(いた場所)の特定
ご依頼主さまと一緒に気になっている部分の確認。すると、大量のふんや尿のシミが確認できました。一緒に確認した上で、対策をしたい箇所を聴取し、見積もりの算定。
2、スプレー(忌避剤)による追い出し

コウモリが嫌な臭いや成分が含まれるスプレーを噴射します。今回は雨戸の戸袋だったので、隠れているコウモリが飛び出てくる可能性も感じながらでしたが、飛び立つコウモリを確認することはできませんでした。
3、コウモリのふんの処理
コウモリのふんには、感染症を引き起こすような菌が含まれていると言われているため、本来であればほうきとちりとりなどで、丁寧に処理したいところではあります。
しかしながら、雨樋の戸袋の中に入ってしまったコウモリのふんは、ほうきでは届かないものも多くあり、意を決して掃除機で処理することになりました。
※日本でコウモリのふんを媒介とした感染症は確認されていないそうです
4、侵入防止の金網の設置
雨戸の戸袋に入ってしまったコウモリを殺傷することはできませんので、追い出した後は物理的に入ってこないような対策を講じることになります。今回はステンレス製の穴径3mmメッシュネットを使用して戸袋を封鎖することにしました。
5、アルコールによる除菌
最後にアルコールスプレーによる除菌を行って完了です。
※追加サービス
今回は雨戸の戸袋に入ってしまっていたコウモリの駆除(実施にはいませんでした)ということでしたが、屋根の上にミニコウモリの死骸やふんが大量に落ちていました。戸袋の対策と合わせて、視認できる限り屋根の上に落ちてしまっているふんや死骸の処理をサービスとさせていただきました。

まとめ(閲覧注意)

今回はコウモリが住みついてしまった雨戸の戸袋の清掃と、再侵入防止処置を施して終了となりました。
上記の内容だけ見れば自分でできる方も多いと思います。
しかしながら不気味なのも事実。自分でやりたくない時はぜひご相談ください✨