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ゴミ屋敷清掃を自力で行う10ステップ | 家族のゴミ屋敷問題について/町の便利屋さんファミリー日野店

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ゴミ屋敷清掃を自力で行う10ステップ | 家族のゴミ屋敷問題について

ゴミ屋敷清掃を自力で行う10ステップ | 家族のゴミ屋敷問題について

2023/03/10

どーも店長です。
先日、知人の実家がゴミ屋敷になってしまっていて困っているということで、撤去作業のヘルプに行ってきました。今回は、そんな「家族がゴミ屋敷に住んでいて困っている」という方に向けての対策や撤去方法等、参考になる情報を書いていきたいと思います。

 

 

1、ゴミ屋敷とはどういう状態か

 

「ゴミ屋敷」とは、部屋や建物の内部に大量のゴミや不用品が散乱し、日常生活が困難になっている状態を指します。このような状態の部屋や建物は、健康や安全面に問題があるため、周囲の人々や社会に悪影響を与える可能性があります。

 

一般的に、ゴミ屋敷の定義には厳密な基準はありませんが、以下のような特徴が挙げられます。

・部屋や建物の内部に、大量のゴミや不用品が散乱している。

・ゴミや不用品の中には、賞味期限が切れた食品や腐敗した物品など、健康や安全に関わるものが含まれている場合がある。

・部屋や建物の内部が、ゴミや不用品で埋め尽くされており、通行や生活に支障が生じている。

・部屋や建物が、虫や害獣などの生息場所となっている場合がある。

 

といった状態です。

 

 

 

 

2、ゴミ屋敷問題の解決に向けて

 

(1)ゴミ屋敷に住むデメリットについて把握してもらう

 

 ゴミ屋敷に住むことで、衛生的にも精神的にも大きな負担となります。害虫や害獣のすみかにもなりやすく、異臭、悪臭が発生しやすく近隣住民とのトラブルにも発展します。また、建物としては放火の対象になりやすいため、百害あって一利なし。それがゴミ屋敷に住むということです。

 

 

(2)現状を認識し、ゴミ屋敷から脱却する必要性を説得する

 

「ご家族がゴミ屋敷に住んでいる問題」を解決するためには、その家族に現状を認識してもらうことが必要です。これまでに生活してきた環境や、性格、疾患などさまざまな要素が絡み合うため、そのご家族が「物を捨てたくない」という主張が強い場合は困難を極めます。本人の同意なく物を処分することはできませんし、無理矢理捨てようとする場合は暴力を伴ってでも拒否するケースが多くみられます。

 

しかしながらどうにか説得をしていかなければ、事態は改善することはありません。
そのためには、ご家族だけでなく「町の便利屋さんファミリー日野店」のような第三者からのアプローチやアドバイスなども入れていく必要があるケースが多くあります。なぜなら、身内からの言葉には、現状で問題がないと甘えてしまう場合があるからです。

 

そのためにも、ゴミの分別や整理整頓の必要性についてご家族と共有しましょう。また、物を維持するためのコストについても触れると効果的な場合があります。健康的にも精神衛生的にもゴミ屋敷から脱却する必要性について、さまざまな角度から伝え、説得を試みましょう。町の便利屋さんファミリー日野店では、処分が決まってからの対応だけでなくご家族の説得段階からサポートいたします。

 

 

3、ゴミ屋敷清掃を自力で行う10ステップ

 

ゴミ屋敷に住むご家族から整理の同意が得られた後は、家族で協力して不用品の処分や清掃を進めていきましょう。

 

(1)全体のスケジュール感を立てましょう

 

 自力でのゴミの処分は、人手や時間、処分方法とのバランス感覚が重要です。特に車でクリーンセンター等に持ち込む手段のない方、手段があっても車両が小さい方、なるべくコストを抑えたい方の場合は、各自治体で発行されているゴミカレンダーのスケジュールに合わせて分別や優先順位を決めていく必要があります。

 特に粗大ゴミを収集に来てもらう場合には、自治体にもよりますが2週間程度時間がかかる場合があります。またその予約方法も自治体によってさまざま。まずはゴミカレンダーをよく確認し、スケジュールを立てる必要があります。また、それに合わせて人手の確保も重要です。自分の休みに合わせて動いてもらえる人はなかなかいません。また、ゴミ屋敷となってしまった自宅を少人数で作業をするのは心が折れます。最低でも自分を含めて2人以上で作業しましょう。

 

(2)害虫や害獣を追い出す

 

作業を進めるにあたり、ゴキブリやネズミなどが頻繁に登場するような現場では、精神的に負担が大きいと思います。人によっては絶対にそんな空間に入れないという場合もあるでしょう。まずは「生きた害虫」を家から追い出すことをお勧めします。私も業者でありながら生きているゴキブリはいまだに苦手です。(死んでいるのも嫌ですが)

 

作業する日の前日、もしくはそれより前からバルサンなどに代表される噴霧型の害虫駆除剤を使用し、可能な限り家の中から追い出すまたは殺虫していましょう。

 

(3)換気の確保

 

作業環境はとても大切です。空気が悪いと体調を壊してしまう場合もあるので、可能な限りのドアや窓を開けて空気の通りをよくしていきましょう。作業中はハウスダストの飛散も予想されます。町の便利屋さんファミリー

日野店においても、何度も経験していますが、マスクをしていても鼻水が止まらなかったり目が痒くなったりします。換気ができるようにまずは窓を開けましょう。
※必要に応じて強めのマスクとゴーグルの着用をお勧めいたします。

 

(4)処分品を置く場所の確保

 

一軒家で庭など一時的にでも処分品を置ける場所があれば、まずはその場所を確保しましょう。状況によっては草や木を切ったりしてでもスペースを作る方が優先順位が高い場合があります。処分したい物を一時的に置いておける場所を確保しましょう。

 

(5)動線の確保

 

ゴミ屋敷の第一の問題として、部屋の中に入れない場合があります。ドアを開けた時点で目の前が腰よりも高いゴミ・・なんてこともあります。まずは落ち着いて手前の物から外に出していきましょう。

 

(6)絶対に捨てたくない物を仕分けていく

 

動線を確保していきながらも、捨てられたくない物が出てきます。ここで重要なのはゴミ屋敷に住む方(ご家族)にとって、そのゴミは必要なものという認識になっているからです。ある程度の処分についての説得ができてから作業が進んでいるため、「少なくともスーパーの袋に入っている食べ物の袋は捨てます」など、線引きをしていかなければ処分が進むことはありません。

そこに住むご家族の処分していい境界線について臨機応変にヒアリングしながら可能な限り処分できる物を増やす必要があります。

 

ご自宅の売却や引越しが控えている場合も多くあるため、その家から物を移す際に入りきらない荷物は倉庫を借りるかアパートを借りるかしないと入らないという説得も加えながら、そのゴミ(本人にとっては必要なもの)を維持するために必要な年間のコストを説得の材料にして、処分品を増やす交渉を試みましょう。

 

(7)粗大ゴミを把握しましょう

 

動線が確保できたら通常のゴミの収集ではきてくれない粗大ゴミを把握し、予約してきましょう。なるべく早く予約できるといいです。自治体によっては1度に10個まで、収集後でないと次の予約ができない・・という場合があります。

 

(8)収集日が少ない物を優先的に仕分けましょう

 

収集日が多い可燃ゴミなどは都度都度出すことができますが、収集日が少ないもの(例えば日野市の場合は不燃ゴミとペットボトルが月に1度)をカレンダーに合わせて準備しておかなければ、いつまでも家の中から消えることはありません。

とにかく家の中から物を外に出す。処分できる物量を最大化していくことがポイントです。家の中の物量が少しでも減っていれば気持ち的にも耐えられますが、なかなか減らないと心が折れます。

 

(9)処分しながらこまめに掃き掃除を

 

どうせまた埃が出るからといって掃除をせずに最後まで処分品の処理を続けるのは、初めての人にとってはメンタル的にハードです。特にネズミのふんやゴキブリのふんなどが多々発生していることが予想されるゴミ屋敷においては、掃き掃除をちょこちょこ行うことをお勧めします。精神的な疲れやストレスは作業環境によっても蓄積されますので、衛生的に問題がない環境で作業してきましょう。

 

(10)全ての処分品を出し終えたら掃除する

 

全ての処分品を処理できたら簡単に掃除しましょう。リフォーム会社を入れる場合だとしても、見積時の印象が悪いと価格に反映される可能性があります。簡単でいいので掃き掃除だけでも行っておきましょう。

 

 

4、ゴミ屋敷清掃に伴う道具について

 

ここでは、実際の掃除というよりも物を処分するところまでに必要な道具についてお知らせします。

 

(1)大量のビニール袋と自治体のゴミ袋

 価格的にも安価で、使いやすいサイズでいうと、暑さ0.02mmの45Lが経験上最適です。
 その他にも70Lサイズも一定数あると便利です。

(2)ハサミ、カッター
 カッターはよく使います
(3)すずらんテープ / 養生テープ
 すずらんテープは紙を束ねるのに、養生テープは引き出しなどが飛び出さないように
(4)手袋(軍手じゃない滑らないもの)
(5)自治体のゴミカレンダー
(6)ドライバーなどの最低限の工具

(7)ほうき、ちりとりなど簡易的な掃除道具

 

最低限このくらいあればある程度作業が捗ります。重要なのは透明のゴミ袋です。自治体のゴミ袋にいきなり入れてしまうとゴミ袋が破れてしまい、時間的にも精神的のもロスが起こります。絶対にワンバンすることがお勧めではありませんが、状況に応じて45Lの袋にワンバンすることで自治体のゴミ袋の破れを抑えられたり、分別に困るスプレーやびんなどを一時的に入れてまとまってから分別を考えるということも可能です。結果的に効率よく分別が進みますのでお勧めです。

 

 

5、ゴミ屋敷が発生してしまう原因について

 

(1)片付ける習慣がない

(2)もったいないという意識が強く物を捨てられない

(3)物を大切にし過ぎてしまう

(4)片付ける時間がない

(5)認知症などの病気
(6)精神的な疾患がある

 

など、理由はさまざまです。
これまで行ってきた経験的にいうと、何かしらの精神的な疾患(物を大切にし過ぎてしまうのも、ある意味疾患であると捉えられる場合があります)である場合が多いと思います。身体的な疾患で片付けられない場合は手を差し伸べることで解決に困難はそれほど生じませんが、精神的な疾患の場合は説得が困難なケースが多く見受けられます。

 

少しでも前向きに解決できるよう、町の便利屋さんファミリー日野店では、ご家族の説得段階からサポートいたしますので、相談だけでもご連絡ください。

また、1度ゴミ屋敷に住んでしまうと、整理した後も同じ状態に戻ってしまう可能性があります。定期的に訪問するなど手が追えなくなる前に少しずつ対策していくことをお勧めします。

 

 

6、まとめとアドバイス

 

今回は、『ゴミ屋敷清掃を自力で行う10ステップ | 家族のゴミ屋敷問題について』というテーマで情報を書いてみました。

 

大事なのは、ゴミ屋敷に住むご家族の説得です。
ここを乗り越えられれば、ゴミ屋敷問題の半分くらいは進みます。

 

ゴミ屋敷清掃を行っていく上での10ステップについても触れてみました、ゴミカレンダーを把握してスケジュールを立てたり、換気の重要性、粗大ゴミのスケジュール確認、作業スペースの確保など大事な要素についてお伝えしてきました。

 

ゴミ屋敷はそこに住む方だけの問題ではなく、そのご家族にも非常に負担の大きな問題であり、近隣住民とのトラブルを避けるためにも早期に解決する必要があります。町の便利屋さんファミリー日野店では、ご家族の説得段階からご相談に乗らせていただきますので、安心して町の便利屋さんファミリー日野店へお問い合わせください。

処分するのは当事者にとっても精神的な苦痛を伴います。それを無視して作業を進めることはできません。何とかみんなが納得できるバランスで、譲れること譲れないことをヒアリングし、調整させていただけたらと思います。

 

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